働く皆さん一人ひとりが考え、感じ、気づいて、行動に移していくような会社にしたいと思っています。
三行提報はそのためのきっかけづくりであり、その習慣を身につけるための訓練・教育です。
この世に問題のない会社はありません。なぜなら我々は不完全だからです。
不完全な人が一生懸命やっても、やることは全部不完全。完璧ではない、つまり、問題があるということなのです。大事なのは、その問題に気づくこと。
普段から常に「自分の問題はここじゃないか」と疑問をもち、課題を課していると、カメラのフォーカスが合うかのように、問題・課題が見えてくる瞬間があります。
反対に、指示命令を受けて働いていると、考える力・感じる力は弱くなってしまいます。
私はいずれいなくなるでしょう。それでもマックスガイが１００年続くためには、全員の方が自ら考える能力が必要なのです。

「矢内芳則語録集」192ページより