日々の中で、どういう言葉を発しているかはとても大事なことです。
どういう言葉を発するかによって、自分の人生が運命づけられていきます。
「言霊」とよく言いますが、言葉には魂が宿り、しかも、自分が発している言葉は自分自身がいちばん近くで聞いているからです。
では、どういう言葉を使えばいいのかを考えていきましょう。
まず、言葉には2種類あります。「明元素」と「暗病反」です。
「明元素」は明るくて元気で素直な言葉。
「暗病反」は暗くて病的で反抗的な言葉。
暗病反の中で有名なのが「忙しい」という言葉です。りっしんべん(心)に亡ぶと書いて「忙」。「忙しいと心が亡ぶ」というわけです。
ほかにも「疲れた」「嫌だ」「無理だ」「できない」「むかつく」「イライラする」「つまらない」「不愉快」など、これらすべて暗病反。私は「暑い」「寒い」も言わないようにしています。
暗病反をよく口にする人は、将来的にものになりません。普段から使わないように努力すべきだと思います。
言葉ではありませんが、「舌打ち」や「ため息」もよくないですね。周りの人から見ても非常に気分が悪いものです。
明元素は、「幸せだ」「大好きだ」「嬉しい」「楽しい」「輝いている」「誇りだ」「わくわくする」「愛してる」「ドキドキする」「面白い」「キレイだ」「おいしい」などの、明るくて元気で素直な言葉。これらをできるだけ毎日の生活の中で発していくことが大切です。
「大好きだ」「幸せだ」「やれる」「できる」と言えば、自分に自信がもてるでしょう。
「できるんだ」「やれるんだ」「絶対やってみせる」と言えば必ずできるし、反対に、「無理だ」「できない」「やれない」と言えば、できることもできなくなってしまうのです。
明元素のなかでももっともパワーにあふれているのが「ありがとう」という言葉です。
「ありがとう」を一日のなかでできるだけ多く発することが大事です。
「ありがとう」と言えば言うほど「ありがとう」が返ってきます。
自分の言葉でどういう言葉を発していくかで自分の運命は決められていく。
自分の人生は自分が決めている。他人が決めているわけではありません。
毎日の生活の中で、明元素をどれだけ発信するか。
感動、感激、感謝。
それを毎日毎日周りの方に発信していくことが、非常に大事なことなのです。
「矢内芳則語録集」178ページより
